「お金」の本質と仕組み ①

「お金」の本質と仕組み ①

この資本主義社会で生きている以上、今までに一度もお金を使ったことがないという人はいらっしゃらないと思います。

みなさん、日々、千円札、五千円札、一万円札を使って物を買っていますね?

しかし、疑問に思ったことはありませんか?

「なんで紙切れがこんな価値を持っているのか?」と。

通貨とは何か?ということを知ることはこの社会を理解する上で欠かせないことです。

”通貨”という仕組みを知ることで、私がどうやってFXで利益を得られているのかということ

今、すごくホットなビットコインをはじめとした仮想通貨がどうして値上がりしているのかという理由を知ることもできます。

ちょっと興味が湧きませんか?

 

そもそも通貨とは何か?

そもそも通貨とは?

それらを知るためには人類の歴史を振り返る必要があります。

まず大昔、通貨が生まれる前の社会から見ていきましょう。

通貨が生まれる前、人々は「物々交換」を行って生活を成り立たせていました。

しかし、物々交換の場合、お互いの需要が合わなければ取引が成立しません。

例えば、魚10匹と米1kgを交換するとして、一方が十分に事足りている場合は取引ができなかったり、不当な取引になってしまったりすることがあるわけです。

それこそ、魚1000匹と米1kgの取引が成立してしまったりするわけです。

実際、アイヌと松前藩の交易レートを引き合いに出してみると、

本来、米2斗(1俵=30kg)=干鮭100本であったレートが米7升(1俵=10.5kg)=干鮭100本へと変わってしまった記録があります。

1665年には松前藩の財政難から一方的に従来の米2斗(1俵=30kg)=干鮭100本から米7升(1俵=10.5kg)=干鮭100本と変更されアイヌ民族にとって極めて不利なものとなった。

引用元:『歴史の時々変遷』(全361回)279“シャクシャインの戦い”

 

さらに、交換するものが食べ物だった場合、長期的に保存することができません。

物々交換の場合、お互いが「欲しい!」と思った瞬間しか取引が成立せず、とても不便ですね。

そこで、共通の価値基準となる「お金」が必要となってくるわけです。

皆さんもギャートルズで石のお金が使われている場面を見たことがあるかと思います。

(C)そのやま企画/ぴえろ

 

そう、貨幣通貨が発明される前は「石」や「貝」など、自然にあるものが通貨として用いられていました。

石や貝なら腐ることなく、「貝3個あたり魚1匹」のような明確な基準を作ることができるのです。

しかし、これには重大な問題が一つありました。

石や貝などは外に出れば、どれだけでも取りに行くことができるのです。

みんなが外にこれらの「お金」を取りに行けば、「お金」の価値自体が無くなってしまいます。

というわけで、これら自然にあるものは価値が安定しないため、「お金」として使うことは難しくなったわけです。

 

通貨価値の安定のために

さあ困った。

これでは安全に取引を行うことができない。

そこで登場したのが、金や銀などの貴金属で作られたコインです。

貴金属は採掘できる量に限りがあるため、稀少性が保証されています。

こういったコインはコイン自体に価値があるため、あまり価値が暴落することへの心配は必要ありません。

現に「金」の価値はここ1000年以上の間、大幅に下がってはいません。

そこで、「お金」とは「金(Gold)」のことであるとしたわけですね。

しかし、コインの鋳造は政府や領主などの手によって行われていた為、

よりお金を生み出したい権力者の手により金や銀の比率が低いコインが作られるようになってしまいます。

こうなってしまうと、コインに対する不信感が広がってしまいますね。

そこで、コインに刻印を打つことでどこで発行されたかということが保証されるようになるわけです。

すなわち、「発行元がそのコインの価値を担保する」構造ができるわけですね。

そんなこんなで、やっと ”ある程度” 価値が安定し、安心して商売ができるようになったわけですね。

 

しかし、これで簡単にめでたしめでたしとは行かないのが世の常です。

続きは次回へ持ち越しましょう。