【完全保存版】優良EAの見極め方

【完全保存版】優良EAの見極め方

今回は、どうやって数あるEA(自動取引ソフト)の中から優良なものを選ぶかについてまとめていきます。実際のデータをもとに詳しく解説していきます。下記項目を参考に巷に出回るFランク商材のカモにならないように、楽しいシステムトレードライフを送りましょう!

プロフィットファクター(PF)

プロフィットファクター(PFと省略される)とはEAを評価する際の指標の一つです。測定期間内の総利益が総損失の何倍かを表す指標で『 総利益÷総損失 』で算出します。 PFは、1.0が基準(運用益・損失がともにゼロ)となり大きい数値になるほど、利益が出ているシステムとなります。逆に1.0以下のシステムは、利益より損失のほうが大きいシステムとなります。基本的にPFが2.0を超えないシステムには手を出すべきではありません。これは、システムの運用に電気代などを含むランニングコストがかかるので、本当の意味で利益の出るシステムと呼ぶにはPFが1.0を単に上回るだけでは不十分だからです。

相対ドローダウン(RDD)

ドローダウンとは、一時的に最大資産から落ち込んだ下落率、損失額のことです。運用において、その資産がドローダウンの金額分が少なくなる可能性があるということです。相対ドローダウンはテスト期間の最も大きいドローダウン率を表します。すなわち、相対ドローダウンの値がシステムを運用していく資産リスクの目安となります。テスト期間の相対ドローダウンが10%~20%を超えるようなシステムは運用リスクがあまりにも高いため、使用を控えることをお勧めします

最大ドローダウン(MDD)

最大ドローダウンは最大資産からの最も大きいドローダウン率のことを示しています。この最大ドローダウンもあくまでテスト期間中の話です。つまり、運用中に最大ドローダウンが更新することもあり得ます。テスト期間の最大ドローダウンが10%を超えるようなシステムは運用リスクがあまりにも高いため、使用を控えることをお勧めします

ちなみに、金額ベースでは、最大ドローダウン≧相対ドローダウン、比率ベースでは、相対ドローダウン%≧最大ドローダウン%となります。

インターネットで分かりやすい例を見つけたので紹介します。

1,2,3,2,3,2,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,9,10,9,8,7,8,9,10

と資産が変化した場合、

最大ドローダウンは、10-7=3で、このときのドローダウン率は、(10-7)/10=30%です。

一方、相対ドローダウンは、ドローダウン率が一番大きい部分です。

上の資産変化の場合、(3-1)/3=66.666…% となります。

このように、最大ドローダウンと相対ドローダウンは、時期的に一致しないこともあります。

利回り

PFに加えて利回りにも注目するようにしましょう。よく見かけるEAのレポートには利回りは明示されていないので、自分で計算する必要があります。利回りとは投資した資金に対しての収益を一定期間(一年や一か月など)当たりの割合で表したものです。利回りを計算することで、複数年や複利で運用した場合に得られる利益を期間当たりの値に変換することができ、異なるシステム間での比較を容易にしてくれます。ちなみに利回りは、単利の場合、収益合計/(原資×期間)、複利の場合、収益合計/原資の期間乗根で求められます。数字のトリックに騙されないためにも、まずはシステムの利回りを計算してみましょう

モデリング品質

MT4やMT5にはバックテストというEAの性能を模擬的に過去の市場データに基づいて評価する機能が備わっています。多くのEA出品者、商材屋、詐欺師がこの「データ」をもとにEAを勧めているかと思います。しかし、バックテストには数通りの評価方法があり、評価方法によって結果が大きく異なる場合もあります。もちろん、EAを宣伝する側はより良い結果を表に出したいので、最も良い成果が出たテスト結果を公表することでしょう。そこで、その評価方法の精度を表すのがモデリング品質です。モデリング品質は、テストに用いたデータがどれほど過去の市場の動きに忠実かを知る手がかりになります。モデリング品質を公表していないデータやモデリング品質が90%を下回るデータは信用に値しません。このようなデータをもとに売り込みをしているEAの使用は控えたほうがいいでしょう。

バックテスト

バックテストの結果は鵜呑みにしないほうが無難でしょう。というのも、テストのパラメータを意図的に操作し、故意にレポート上のEAの性能を上げることができるからです。例えば、先述のドローダウンは資金量に対する注文量を減らすことで、低く抑えることが可能です。先例は利回りを計算することで、不正に気付くことができますが、相手が分かりえないデータ上の不正は数多と存在しますので、バックテストの結果はあくまで目安としてとらえましょう

フォワードテスト

フォワードテストとは実際に市場で運用しながらのテストとなります。バックテストと比較するとよりEA本来の性能に近いデータであるといえるでしょう。但し、コピートレードをされてしまうなどということを理由にフォワードテストを公開しているEAはかなり少ないと認識しています(実際はフォワードを公開できるだけの性能が伴っていない可能性が高いと思います)。よって、フォワードテストを公開しているEAのほうがより信頼できるシステムであるといえるでしょう。フォワードテストのデータを見る際の注意点はフォワードテストで使用されている証券会社です。自分が使っている証券会社と別の場合、スプレッドやレバレッジの違いなどから、データ通りの結果が得られない場合があります。

様々な例

では、実際巷に出回っているEAの宣伝文句とそのデータを見ながら、注目するべきポイントを振り返っていきましょう。(念のため、例の出典元は伏せさせていただきます。)

例1:目を引く高額利益のうたい文句とそのデータでの宣伝する無料EA

こちらは、MDDとRDDの値から瞬時に運用するべきではないことが分かります。上部の赤文字の宣伝文句や下部の右肩上がりのグラフからシステムを使ってみようと思うのはあまりにも愚直すぎます。

例2:高い利率を売りにする有料EA

こちらは、PFが1.37と2を下回っているのに加え、MDDが42%と大きなため、私なら購入しません。

 

以上が優良EAを見つけるためのポイントとなります。例題に関しては、要望に応じて、加筆するかもしれません。